2月2日、第37回社会福祉士試験を受けてきました。
社会福祉士はいきなり試験を受けることはできず福祉系の学校を出ていないと養成施設?で6か月やら1年やらの教育を受ける必要があり、私は通信制の知的障害者福祉協会というところで1年のコースを申し込みました。費用はもろもろ含めて約30万円。お安くないお買い物です。
社会福祉士試験は試験範囲がとっても広く、まともに養成施設のテキストを読んでいたら時間が全く足りません。養成施設のレポートをクリアするのと試験に合格するのは完全に別物と分けて考え、レポートはとにかく時間をかけずに作成し、不合格になった場合の再提出のリスクも見込んで提出期限の最初の日に投函していました。結果、採点する講師が一度不合格と書いて見え消しで最低ランクの合格を付けた科目が1つあったもののレポートはストレートに通りました。
試験勉強は一問一答が基本かと思い、書店で見比べてユーキャンの一問一答1500問を選びました。また、テキスト的な書籍も同じユーキャンの書いて覚えるワークノートにしました。
テキストや問題集などは相性があると思うので、実際に見比べて購入するのがいいと思いますが、私の場合は宅建や保育士をとったときにユーキャンのテキストが比較的合っていた気がしていたのであまり迷わなかったです。
そして、若い時に比べて格段に物覚えが悪くなっている自覚があるので、アウトプット8割、インプット2割を目安にテキストは1回通読したら該当する部分の一問一答を解く流れで、一問一答は最終的に3周しました。1回目はわからない問題ばかりで本を開くのがつらかったですが、私の場合はテキストをただ読んでも勉強した気になるだけで時間の浪費にしかなりません。
昨年夏の養成施設のスクーリング(実際に会場で集団学習を行う)では、講師から「一問一答は意味がない、とにかく過去問をやってください」「ユーキャンのテキストを使っている人はあまりいない、お勧めは中央法規です」とのお話があり、人によるよなー、第37回から養成課程のカリキュラムやら試験内容やら変更があったのに過去問にこだわってもなーと思っていました。あまり断定的に言うのもよくないですね。
講師の方、知的障害者福祉協会の事務局の方からも受講生向けに模擬試験のおすすめもあり、何なら2回受けてくださいという話もあったのですが、自宅受験でも結構な高額だったのでスルーし、秋から想定問題集に取り組むことにしました。過去問よりは想定問題集の方が新しい出題傾向に近い可能性が高いと思ったためです。
こちらも書店で実際に複数の想定問題集を見て、中央法規の模擬問題集を購入。中央法規が嫌いなわけではなく相性が良さそうかどうかなので他意はありません。
一問一答の正答率がそれなりに高くなっていたので合格ラインの6割程度できるかなと思っていたのですが、なかなか6割を取ることは難しかったです。こちらも129問3回分の問題を3周やりました。
とはいっても、一度に129問を解こうと思うと長時間が必要になり、仕事もして家事もしている中では不可能だったので、1週間で129問を解けるように1日20問程度、時間にして1日30分程度だったでしょうか。解答用紙を自作してかかった時間も記録しながら進めました。最終的には問題を覚えてしまうので参考にはなりませんが、6割は超えられるようになりました。
問題 20 大正期の社会事業に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 感化法が制定された。
- 中央慈善協会が設立された。
- 恤救規則が制定された。
- 大阪府で方面委員制度が創設された。
- 石井十次によって岡山孤児院が設立された。
同じくツイッターで社会福祉士の試験にスピード違反かよ!という声のあった問題59は、自分がスピード違反で同じ手続きになったことがあったので瞬間で迷わずに正答を選びましたが、確かに高得点はとらせまいという強い意志が感じられた試験でした。普通に勉強していれば合格できる(と思われる)、医師や看護師の国家試験と同等の難易度にする気はないのかな?と思わざるを得ない試験だと思います。
実際の合格発表は3月4日です。
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